【早春の熊野古道の旅 ③ 霧の郷たかはら】

ー3月中旬に熊野古道を歩きましたー

古道歩きで疲れた後の一番の楽しみは
美味しい食事と温泉です。

初日、4キロ足らずとはいえ
一気に標高300メートルまで登り
熊野高原神社に参拝した後
その日のお宿の
「霧の郷たかはら」
にやってきました。

天井の高い吹き抜けに
スペイン風の洒落た調度品が並び
窓からは熊野の山々が連なって見え
朝は雲海も見ることができます。

でもなんといってもここの魅力は
オーナーの治安さんの
ホスピタリティー溢れるお人柄。

来るお客さんを一人一人
玄関のところで出迎えてくれ
初めて来た私にも
「メガネが素敵ですね」
と声をかけてくれました。

見ていると、
誰に対してもフレンドリーに
話しかけていらっしゃいます。

ここのお食事がまた美味しいのです。
石窯で焼いたピザなどのスペイン料理と
地元の食材を使った郷土料理が
次から次へと出てきます。

食事の後にはオーナーの治安さん
フラメンコギターを弾いてくれたり
泊まっているお客さんが
暖炉を囲んで
ワインを片手に歓談したり

とってもゆったりした素敵な時間を
過ごすことができます。

オーナーの治安さんに会いに来る
リピーターのお客様が
多いというのも頷けます。

最寄りの紀伊田辺駅からは
バスで1時間以上もかかり、
しかもコロナ下にもかかわらず
この日も20人以上の
お客様がおられました。

大きな宿では無いので
ほぼ満室だったのではないでしょうか。

「霧の郷たかはら」
毎年少しずつ改装を
し続けていらっしゃるということです。

最近作ったのが展望台。
上ってみると、山々が一望でき
明け方は雲海も見えるそうで
最高の景色でしょうね。

ここの高さがなんと333メートル
東京タワーと同じです。
「そういうお話を外国の方にしたら
喜ばれるでしょう」
と聞くと

「そうなんですよ」
と治安さん
こういう話題作りも上手ですね。

お客様が喜ばせるために
どうするかを考え
一つ一つ実践されている
治安さんを見ていて

これからもどんどん
ファンが増えるだろうな、
ここに泊めていただけて良かったなと
思ったのでした。

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