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道に迷ったら頂上をめざせ

みなさまは全体をみて物事を考えられる方ですか?

私は全体を俯瞰するのが苦手で、
つい部分部分に目を向けてしまうんで
全体を見られるようになりたいなって思います。

今日はそんなお話です。


朝散歩している時
ちょっとずっしりしたリュックを背負って
歩いている女性に出会いました。
70代半ばくらいでしょうか?

2本の杖を持って
たったったっとテンポよく歩いていきます。

「どこまで行かれるんですか」

「六甲山行こうか? 打越山にしようか、
どうしようかなぁと思ってるの」

聞いてみると、若い時は山岳部で
ロッククライミングをしたり
冬山をはじめいろんな山に登ったそう。

今は体力がなくなってねーと言っておられたが
六甲山の頂上まで登れるんだったら
どう考えても私より体力がありそうです。

「1人で行って道に迷ったら怖くないですか?」
と慎重な私は尋ねてみます。

「迷ったら絶対に上に出ること。
頂上に立っていたら誰かが見つけてくれるの。
みんな谷に降りて行きたがるんだけど
そうすると上からは見つからないから
絶対に頂上に登るんですよ」

自分の体調の悪い時などは
自分の名前を書いたリボンを
行くときに木の上のほうに結んで
帰りの目印にしておくそうです。

上のほうに結びつけるのは
雪に埋もれて見えなくなるのを防ぐためだそう。

「人について歩くと道を覚えないから
何人かで行くときは必ず先頭を歩く。
そうすると自分で行くしかないから
絶対に道を覚えるわよ」

まあ、並んで歩いている10分ほどの間に
いろんな事を教えてくれ

分かれ道で
「山を歩く時は
ひっくりかえったときに
クッションになるから
必ずリュックサック背負うのよ!」
と颯爽と去って行かれましたた。

・迷ったら全体を見渡せる場所に向かう
・迷わないように目印を必ず残す
・安全を考えた装備をする
・先頭を行けば自分が一番学べる

お話を聞きながら
人生を歩んでいくときも同じじゃないかなあ
なんて思っていたのです。

「迷ったときは全体を見渡せる場所に向かう」
人生の先輩が何気なく言った一言に
はっとさせらたのでした。
 

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