自分のキャリアを振り返ってみると、予想もしなかったことが起こったことで自分のキャリアに大きな影響を与えたことってありませんか?
あったとしたらどんなことでしょうか?
私の場合もいくつかあります。
1.事務職からいきなり人材紹介や派遣の営業をする部署に異動したこと
15年以上事務職をやってきた私にとっては青天の霹靂のような出来事で、辛いことしんどいことも多かったですが、 人のキャリアの重要な転機にに立ち会えたこと、初めてお客様から直接お礼を言われたことはうれしくて、今の仕事にも繋がっています。
2.会社が2回売却されたこと
1回目の時は、自分に自信がなく、転職できる勇気も無く、 これからどうするかについて、すごく悩みましたが、私は結局決めることができず、そのまま会社に残りました。二度とこんな思いはしたくないなと思って、何か手に職をつけておきたいと思って資格なども取りました。
2回目の時は、会社の雰囲気も変わってきて、これ以上会社にいるのもリスクではないかとと思い退職することにしました。
二度の会社が売却されることで、精神的にも相当影響をうけましたが、これがなかったら自分で独立して仕事をすることはなかったと思います。
3.たまたま参加した忘年会で出会った方の会社で働いていること
独立してゼロから稼ぐのも大変だなあと思ってた時に、友人に誘われていった忘年会で偶然今の会社にご縁を頂き、週2日ほどスタッフとしても働いています。
私だけでなく、どなたにでも、たぶん一度や二度はこんなことが起こると思わなかったといういう経験をなさっているのではないかと思うのです。
こうやって偶然にできる起こる出来事をなるべく自分の味方にして、自分の力でキャリアを築いていくことこそこれからも私たちには求められるのではないでしょうか?
アメリカのクランボルツ教授は、「人のキャリアの8割は偶然によって起こる」言って、自います。
自分におきた偶然の出来事を積極的に自分の糧として用いるには次の五つの力が必要だといいます。
1.好奇心:興味関心のある分野を広げ、いろんな方面にアンテナを貼っておくこと
2.持続性:たとえ失敗してもあきらめずに努力し続けること
3.柔軟性:自分の価値観や理想にとらわれすぎて、行動や思考、好奇心の幅を狭めないこと
4.楽観性:失敗や困難もポジティブに捉え、何が起きても良い方向に行くと信じること
5.冒険心:リスクを恐れず行動すること
この話を聞いた時、あれ? これって陽転思考と通じるなと思ったんです。
陽転思考は起きた出来事のいい面と悪い面を見て、どちらが自分にとって良いのかを自分で考えて選んでいこうという考え方です。
一見マイナスと思われるような出来事でも、その出来事の中でも何か良かった事を一つ見つけて、どちらが自分にとって都合がいいかを考えてそちらの方を選んでいけば、どんどんと行動ができるようになって、前に進めるのです。
偶然起こった出来事をうまく利用して自分の可能性を広げることができるか?
やってみて、たとえ失敗したとしてもいい経験だったと自分のプラスにとらえることができるか?
どんなことが起こっても、何かよかったを探していくことで自分の未来は広げることができるのです。