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相手にスバリと響く球を打つ


人と話をしていて、何かかみ合わないなあって
思ったことはありませんか?

私は最近は書き言葉でのやりとりで
相手に意味が通じてないなあと
思うことがありました。

なぜこんなことが起こるのでしょうか?

熱戦が続いた東京オリンピック。

今回は日本選手が活躍したおかげで
結構卓球の試合を見ることが多く
卓球の球は軽いんだということを
はじめて意識しました。

球が軽いと、打つときに
自分の意思で
コースや球の強弱、回転のかけ方などを
自由自在に操れるのです。

いつでも同じ球を打っていれば
すぐに打ち返されてしまいますが

トップ選手たちは
相手の特徴をよく研究して

自分がこの球を打つことで
相手が打ち返す球が
アウトになるようにとか
ネットにかかるようにとか
考えながら打っているのです。

ほんとに瞬時の判断!
いやー、めちゃくちゃすごいですね。

そうやって考えると
私たちがふだんしている会話も

卓球とちょっと似ていて

言葉という球を
互いにやりとりしています。

ただ、卓球の試合とは違って
会話の場合は

相手が打ち返しやすい球を
お互いに投げ合うことで
楽しく会話ができるのです。

ただ、
言うほど簡単にいかないこともあります。

同じ話をしても
すぐにわかってくれる人と
なかなか話が伝わらない人がいます。

なぜかというと、
相手の考え方や視点、価値観と
自分の考え方や視点、価値観は違うからです。

相手が自分と似たタイプだと
「そうそう。なるほど」と
わかってもらいやすいのですが

考え方や視点の違う人に対して
同じように話をしても
なかなか伝わりません。

なので、
ふだんの会話でも
相手の特徴や考え方、視点を知って
相手の人は今こういうふうにに
見ているだろうなと考えながら
それにあわせて話しを変えるといいのです。

コミュニケーションが上手な人は
たとえ話や事例を出したりして

聞く人がわかりやすいように
話をすることができるだけでなく

相手の特徴を考えて
話す内容を変えています。

たとえばロジカルな人に対しては
論理立てて話をして

感覚的な人に話をするときは
感情に訴えかけるような話をする。

そういうことがとても上手です。

私の場合は、小さい子どもに話をするときは
相手にわかってもらえるように
気をつけて話をしますが

ふだん人と話をするときには
たぶんわかってもらえるだろうと
あまり考えずに話をして
お互いに誤解して気まずい思いをして
しまったなあと思うこともあります。

冒頭で私が
書き言葉でのやりとりで
相手に意味が通じてないなあと思ったのは
相手と見ている点が全く違っていたからでした。

なので
相手がどんなことに興味を持っているか
どんな考え方の人なのか
今どんな視点からものを見ているのかを
ちょっとした会話の中で探して
それに合わせて話をすることで

ふだんの職場や友人との会話も
スムーズにいくようになるのです。

卓球の選手のように
緩急硬軟おりまぜて、
いろんな球が打てるように準備しておき

相手にスバリと響く球が打てるように
自分打てるの球の種類も
少しずつ増やして行きたいなと思いました。

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